玉野市スポーツ振興財団の口座から不正に3880万円余りが引き出された問題で10月28日、7回目の百条委員会が開かれました。
当時の元職員の直属の上司を証人喚問しました。
7回目の百条委員会では2人目の証人として平成30年度に旧財団から新財団への引継ぎをきちんと行っていなかったとして旧財団の常務理事の尾崎勝証人が出席しました。
財団の引継ぎは、旧財団の基本協定書第8章第35条に「協定終了に際し本業務の引継ぎを行わなければならない」としていますが、
尾崎証人は平成30年3月29日に引継ぎを行っていなかったと指摘されています。
引継ぎ当時のことを次のように述べました。
「挨拶ぐらいで細かい引継ぎは行っていなかったように記憶しています
基本協定は何回か読んでいますがそこまで深く考えていませんでした」
また、これまでの百条委員会でも指摘されてきた金庫の管理責任については
「勤務時間が 5時15分までで10時までのお金の管理は目が届かない点がありました」
証人質問を終えて有元純一委員長は十分な管理監督が出来てなかった、などと指摘しました。
「稟議書等発行する場合も実物や写真の状況なども見ていなかった。
3月31日に引継ぎ等もできてないことを感じました」
次回は財団以外の外郭団体の経理の現状を把握するために玉野市公園緑化協会や玉野産業振興公社の常務理事など4人を参考人として呼ぶ予定です。