倉敷市立中央図書館で3日、小、中学生が図書館にある本や自分で取材した成果をまとめた作品の表彰式が行われました。
「郷土の魅力発見!図書館を使った調べる学習コンクール」は、倉敷市教委などが主催し今年で3回目になります。
今年は、市内の小、中学校から8点の応募があり、新型コロナのため表彰式には優秀賞の2人が出席しました。
優秀賞に選ばれたのは、旭丘小学校6年勝田修平くんの「僕と吉備の古墳との夏」と、県立倉敷天城中学校2年の藤村悠季さんの「地球の環境をまもる~マイクロプラスチック問題について考える~」です。
優秀賞の2人は、学習しまとめた成果を発表しました。
勝田くんは実際に古墳巡りや本で古墳の構造など調べていくうちに古代の人の気合の入り方に気づき、「古代の人たちはたくさんの疫病を乗り越えてきたはず。
新型コロナで冷静さと笑顔を失いがちな今こそ、遺跡巡りでリフレッシュして笑顔の未来を作っていきたい」と結びました。
藤村さんは小学校の時に気になって切り抜いていた新聞記事からプラスチックごみに関心を持ち、図書館で調べたりインタビューするなどしました。
地球環境にとってはこれ以上マイクロプラスチックを増やしてはいけない、ことなどを訴えました。
藤村さんは「プラスチックを生み出した科学の力はすごい。
だから科学の負債は科学で取り戻そう」と力強く結んでいます。
このほか、優良賞・山陽新聞社賞に倉敷東小学校5年の鈴木銀月くん優良賞・KCT倉敷ケーブルテレビ賞に天城小学校4年の藤村明梨さん奨励賞に葦高小学校4年の田中悠翔くんが選ばれました。
優秀賞二人の作品は、11月4日から13日まで倉敷市立中央図書館こどもしつに展示されます。