今月9日から始まる「秋の火災予防運動」を前に玉野市消防本部はきょう(4日)、玉野競輪場駐車場で消防長特別点検を実施しました。
消防職員68人が機敏な動作で整列すると松岡 秀樹消防長が服装や消防手帳を順番にチェック。
消防職員の規律を確認し、火災予防運動へ向けて士気を高めていました。
続いて、救急車や消防車6台の赤色回転灯や方向指示器などが正常に点灯しているかなどを点検しました。
玉野市の今年の火災件数はきのう(11月3日)までに15件となっていて、去年の同じ時期に比べて5件減っています。
また、今年7月1日現在、県内の住宅用火災警報器の設置率は77.5%で全国第38位となっています。
玉野市の設置率は72%で、県内14消防本部中10位と全国的にみても低い水準となっています。
松岡秀樹消防長は「一般住宅の防火指導や出前講座などを通じて住宅用火災警報器設置の徹底及び適切な維持管理を図ってほしい」と消防職員に呼びかけました。
秋の火災予防運動は今月9日から15日までとなっています。
玉野市消防本部では新型コロナの影響で予定していた消防写生展など一部の行事を中止しますが、重点目標となっているたばこ火災の注意喚起徹底や地震、台風など自然災害時の火災対策を進めていく方針です。