総社市久代で移動販売車や弁当などの宅配サービスを体験するイベントが開催されました。
体験会には移動販売車や宅配サービスを行う7つの企業が出店し、地元住民およそ100人が参加しました。
この体験会は総社市の生活支援サービス検討委員会が久代地区の住民に移動販売や宅配サービスについて知ってもらおうと初めて開きました。
会場には食料品や、実際に宅配される弁当などが並び、参加した人は商品を購入したり、サービスについて説明を受けたりしながら今後の暮らしの参考にしていました。
体験会が行われた総社市久代地区は住民の3人に1人が高齢者で、現在も多くの人が自分で車を運転し買い物をしています。
しかし、交通事故などへの不安を抱えながら運転をしている人も多く、地区内の買い物できる施設も店主の高齢化などで数が減少しています。
総社市では久代地区のような高齢者が多い場所でも安心して暮らしてもらおうと平成28年から社会福祉協議会と連携し、生活支援体制整備事業を進めています。
事業内では、総社市が抱える移動や買い物といった生活の課題について検討し、改善を行っています。
総社市は体験会を通じて高齢者に、生活の選択肢を増やしてもらいたい考えです。
総社市は今後も市内各地で体験会を開きサービスの周知をしていく方針です。