新型コロナの影響で苦しい状況が続く中小企業が多い中、倉敷市内のある「町工場」では若手社員が中心となってアイディアを出し合い、新商品開発に取り組んでいます。
倉敷市安江にあるニッコーテックでは、主に金属を加工して整形外科手術用医療機器の部品などを製造しています。
新型コロナの影響で医療機器メーカーなど取引先からの需要が低下し、今年4月頃は前の年に比べ受注が7割から8割ほど落ち込みました。
現在、受注は5割程度まで回復していますが、今後も厳しい状況が続きそうです。
このコロナ禍を従業員の様々なアイディアで乗り越えようと今年3月に立ち上げたのが新商品開発室です。
社名にちなみ「二コラボ」と名付けられた新商品開発室。
感染症対策に役立ててもらおうと今年7月に開発した消毒と保湿が同時に行えるハンドクリームをはじめ、箸置きやネームプレート、クリスマスオーナメントなどこれまでにおよそ20種類を商品化しています。
どの商品も従業員やその家族、取引先などからの意見を取り入れているということです。
商品のほとんどは医療機器の部品に使われるアルミやステンレスなどの金属が材料になっていて、これまで培ってきた溶接やレーザー加工の技術が生かされています。
「二コラボ」のメンバーは20代から30代の若手社員。
この日行われたミーティングでも活発な話し合いが行われ、新たなアイディアが生まれていました。
「二コラボ」では今後、インスタグラムなどのSNSを活用し、インターネットで商品のPR・販売を行っていく方針です。
「ニコラボ」のインスタグラムアカウントはご覧の通りです。
新商品の情報などをこちらのアカウントで随時更新していくということです。
是非、チェックしてみてください。
ニコラボ アカウントniko_lab88