11月も中旬に入り、今年も残り1月半となりました。
倉敷美観地区の日本郷土玩具館では来年の干支「丑」の玩具を全国から集めた「えとづくし展」が開かれています。
倉敷はりこの人形に、津山市の竹細工「作州牛」。
会場には県内をはじめ、北は青森から南は佐賀まで全国から集められた木工作品、陶器製の人形、ガラス細工など「丑」の郷土玩具およそ300点が展示されています。
鮮やかな水色とくりっとした牛の瞳が特徴的なのは京都の伏見人形、「牛乗り天神」です。
土人形の元祖といわれていて、日本各地の土人形のほとんどは伏見人形に倣って作られているそうです。
こちらは来年用の年賀郵便切手のデザインに採用された滋賀の小幡人形です。
「俵牛」と呼ばれるこの人形も伏見人形の影響を強く受けています。
この他にも、形や表情がユニークな牛の人形やタペストリー、幸運を願う「えと縄」など来年の干支にちなんだ様々な郷土玩具が並んでいます。
「えとづくし展」は来月13日まで、倉敷美観地区の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。