新型コロナウイルス感染拡大の第3波が広がる中、エリア内の神社では人出が集中する初詣の感染対策を進めています。
倉敷市本町の阿智神社です。
例年正月三が日でおよそ3万人の初詣客が訪れ、参道には長蛇の列ができ、人が密集します。
阿智神社では、初詣での感染リスクを減らすために、様々な対策をとっています。
例年年明けから授与する熊手や、破魔矢、干支の置物などの縁起物を先月から並べていて、年内の参拝を呼びかけ、混雑を避けようとしています。
また、年明けからはお守りやお札などの授与品を引換券で対応します。
スマートフォンなどの電子決済と組み合わせることで、授与所の巫女と参拝者が接触するケースを可能な限り少なくしようと試みます。
また拝殿では賽銭箱上の鈴を取り外しているほか、手水舎では手を清めるためのひしゃくを撤去していて、代わりに境内に咲いたり、氏子などからもらった季節の花を浮かべるなど安心のなかにも癒しの要素が込められた感染防止対策がとられています。
阿智神社では、例年行われている神賑わいやうどん、もちの振る舞いなどの中止を決めています。
祈祷では時間を短縮し、人数を制限して、参拝者の密を避ける対策をとることにしています。