西本豪雨で大きな被害を受けた小田川の堤防強化工事は現在、効率化を図るためにICT=情報通信技術を積極的に活用しています。
最先端の技術が活かされた工事について学ぼうと真備東中学校の生徒たちが見学をしました。
小田川堤防強化工事の現場では現在、ドローンを活用した3次元での測量によって、作業時間の短縮や安全性の向上に取り組んでいます。
見学に訪れた真備東中学校の1年生10人は、高梁川・小田川緊急治水対策事務所の職員などからこれまでの人手による測量からICTを活用した測量により、斜面など危険な場所での作業もスピードアップが図られていることなどについて説明を受けました。
また、建設用のショベルカーが作業を行っている間近でシュミレーター体験も行われました。
生徒たちは実際にショベルカーの操作を体験し、復興が進む工事現場の雰囲気を肌で感じている様子でした。
真備東中学校の生徒たちはきょうの見学会で学んだことを総合学習の時間にまとめ発表を行うということです。
なお、緊急治水対策事務所によりますと、有井・川辺地区の基盤漏水対策や服部・有井地区の堤防強化工事などは令和3年3月までに完成予定だということです。