新年を前に、大原美術館で名画の大掃除が行われました。
大原美術館では、毎年年末の休館日を使って、1年間の汚れを落とす名画の大掃除を行っています。
今年は密集を避けようと例年の半数程度の職員20人が作業にあたりました。美術館には、モネの「睡蓮」など多くの貴重な作品が展示されています。
作業では絵画の下にクッションを敷き、刷毛や布を使って購入当時のものが残る額縁や、表面のアクリル板などを丁寧に掃除していきました。
例年30万人ほどが来館する大原美術館は、先月5日に開館90周年を迎えました。
しかし、新型コロナの影響で4月から8月まで休館し、今年度の来館者はおよそ6万人の見込みです。
厳しい状況の中、感染対策やクラウドファンディングなどを行いながら、開館を続けています。
大原美術館は今月27日まで開館、来年は1月1日に本館のみ特別開館、2日からは通常開館となる予定です。