新型コロナウイルスの影響で演奏を発表する機会を失った高校の吹奏楽部に晴れ舞台をプレゼントしようと、「全力吹奏楽部思い出演奏会」と題したコンサートが20日、倉敷市民会館で行われました。
プロのコンサートも開かれる倉敷市民会館に、高校生が奏でる美しいハーモニーが響きます。
この演奏会に参加したのは、倉敷市と岡山市の県立高校9校の吹奏楽部です。
部員たちは今年、定期演奏会や吹奏楽コンクールなどが新型コロナウイルスの影響で中止となり、ホールのステージで演奏する機会を失っていました。
そこで、倉敷市で楽器店を経営する中川啓さんが「思い出に残るステージをプレゼントしたい」との思いで演奏会を企画。
クラウドファンディングで支援を募り、夢の舞台が実現しました。
合唱の演出を自粛したり、観客は保護者と関係者に絞るなど、コロナ感染防止対策を徹底しての開催となりましたが、吹奏楽部員たちは、久しぶりの大きな舞台で生き生きとした演奏を披露しました。
夢の舞台を企画した中川さんも特別に演奏し、高校生にエールを送りました。
KCTでは「全力吹奏楽部思い出演奏会」の模様をすべて収録していて、来年1月9日・10日のご覧の時間に放送する予定です。
■1月9日(土)14時~倉敷南、倉敷中央、倉敷古城池ほか
■1月10日(日)14時~倉敷商業、倉敷青陵、倉敷天城ほか