鼻緒すげ職人による桐下駄の実演販売会が倉敷市で開かれました。
実演販売を行うのは岡山市の鼻緒すげ職人溝手健助さんです。
現在85歳の溝手さんは18歳のころから鼻緒すげ職人として活動していたものの時代とともに和服を着る人が減り、40年前に廃業しました。
しかし、ここ数年の和風漫画ブームで和装に興味を持つ人が増えたため需要が高まり、去年9月からネット限定で下駄の販売を再開しました。
新たに販売している下駄は洋装や若い人のファッションにも取り入れやすいよう、児島デニムの鼻緒を使用し、現代的にアレンジされています。
イベントは新型コロナウイルスの影響を受け、商品を販売できる場所が減った飲食店やハンドメイド作家を応援しようと、去年3月頃から倉敷市広江の洋菓子店を会場に定期的に開かれています。
きょう(16日)は、倉敷市内外から7店舗が参加し、テイクアウト商品に限定し、販売が行われました。
このイベントは今後、新型コロナの感染状況をみながら2月にも開催する予定です。