2018年7月の西日本豪雨で浸水被害を受けた倉敷市真備町の健康・福祉施設まびいきいきプラザが本館での業務を再開しました。
まびいきいきプラザは西日本豪雨でおよそ4メートル浸水し、平屋の建物の屋根部分まで水につかりました。
被災後、10月からはボランティアセンターとして、全国各地から集まったボランティアの復旧活動の拠点となっていました。
2019年10月からは敷地内に仮設プレハブを設置し、一部業務を再開させていましたが、きょう(11日)災害から2年7か月ぶりに本館での業務を再開させました。
まびいきいきプラザは、運動や子育ての支援を行う施設で、倉敷市と旧真備町の合併を機に整備された施設です。
プールやトレーニングルームが整備されているほか、調理室や和室などでは地域住民のサークル活動が行われるなど被災前は年間で延べ10万人が利用していました。
また、今回の復旧工事では、建物の中央にあるこどもひろばの利便性を高くしています。
仕切りの壁を以前より低くして、見通しをよくしたほか、これまで子ども用のみだったトイレに大人用の便器を増設していて保護者が安心して子どもを遊ばせることができるようになっています。
改修工事の総事業費は、およそ7億8千万円です。
なお、グラウンドゴルフなどで利用できる建物横の多目的広場は6月中に工事が完了する予定です。