西日本豪雨で被災した倉敷市真備町を記録し続けた髙田昭雄さんの写真展が開かれています。
2018年7月8日、水に浸かった両親の家を見つめる3人の後ろ姿が写されています。
写真家・髙田昭雄さんが初めて変わり果てた真備町を訪れたときの1枚です。
早島町在住の髙田さんは、この日から何度も真備町へ足を運び、写真に収め続けてきました。
災害復旧工事を終えて先月24日に再開した倉敷市真備町のマービーふれあいセンターに、およそ60点の写真が展示されています。
被災した場所でもう一度スタートを切る人の姿や仮設住宅で撮影された家族写真、被災の翌年には田植えが行われていた様子などが写し出されています。
このほか会場には、真備町の四季折々の原風景や小田川が見せる豊かな自然の表情を切り取った写真も並んでいます。
また、弥生時代に栄えていたことがわかる古墳や被災した土器の写真、吉備真備公ゆかりの地など、真備町がもつ多くの歴史の魅力も伝えています。
この3年間、ファインダー越しに真備町を見つめてきた写真家・髙田昭雄さんの個展は今月20日(火)までマービーふれあいセンターで開かれています。