今月1日に発足した玉野市の造船会社・三菱重工マリタイムシステムズはきょう(8日)、発足後初めての進水式を行いました。
今回つくられたのは、神戸大学で海事関係の実習や海洋研究などに使われる多機能練習船です。
船には、海中や海底の地形や水質などを観測する最先端の機能が備えられ、全長59.6メートル、幅11メートル、総重量は889トンです。
船は「海神丸」と命名され、神戸大学の学生が支綱を切断し、瀬戸内海を進み始めました。
三菱重工マリタイムシステムズは、三井E&S造船から艦船・官公庁船事業を譲り受け、今月1日に発足しました。
進水式を開くのは、会社の発足後初めてです。
「海神丸」は内装工事や機器の搭載の後、来年3月下旬に神戸大学へ引き渡される予定です。