西日本豪雨災害で被災し仮設プレハブ園舎での保育が続いていた倉敷市真備町の「まきびの里保育園」に新しい園舎が完成しました。
これで、被災した真備町内すべての公共施設が復旧となります。
きょう(1日)オープンした新園舎は、豪雨災害で被災し取り壊された園舎と同じ場所に建てられました。
鉄筋コンクリート造りの2階建てで延べ床面積は1640平方メートル。
0歳から5歳までの園児179人の保育を行います。
1階の天井は、豪雨災害の時押し寄せてきた水の高さ3.7メートルよりも高くしてあるほか屋上は、緊急時に地域住民などが一時的に避難できるスペースにするなど防災の役割も備えています。
「まきびの里保育園」は3年前、豪雨によって建物の屋根部分まで水に浸かりました。
被災直後は、近隣の保育所を借りて保育を行いその後は、園庭に建てられたプレハブの園舎でこれまで過ごしてきました。
元の場所に戻ってくるのはおよそ3年4ヵ月ぶりとなります。
倉敷市は、今年2月に川辺にある健康・福祉施設「まびいきいきプラザ」、6月には文化施設の「マービーふれあいセンター」など被災した公共施設の復旧を進めてきました。
そして、「まきびの里保育園」新園舎の完成によりすべての公共施設が復旧しました。
園庭内に建てられたプレハブの園舎は今年度中の撤去を目指すということです。