手仕事の魅力を伝える倉敷本染手織会の作品展が倉敷民藝館で開かれています。
ふかふかとした毛、温かみのある柄。
手仕事ならではの シンプルなぬくもりを感じさせます。
会場には倉敷本染手織研究所の卒業生が作った椅子敷やマフラーなどの作品およそ800点が並びました。
倉敷本染手織会は倉敷民藝館の外村吉之介・初代館長が1953年に設立した倉敷本染手織研究所の卒業生でつくる会です。
民藝の心である「用即美」。
簡素で飾らない実用的な美を大切に流行に流されないデザインや丈夫な作品作りを行っています。
手織は機で織る所が作業の一割といわれ、それまでの糸を染めたり紡ぐ作業に時間がかかります。
用途に合わせ糸や織り方を変えていきノッティングという技法では毛足が長くふかふかとした手触りが特徴です。
倉敷本染手織会作品展は今月(11月)7日(日)まで倉敷民藝館で開かれています。