全国各地の放送局が制作したドキュメンタリー映像作品を表彰する「地方の時代」映像祭で、倉敷市真備町の写真洗浄ボランティアを取材した倉敷ケーブルテレビのドキュメンタリー番組が「選奨」を受賞しました。
13日、大阪府の関西大学で審査結果の発表と表彰式が行われました。
今年で41回目を迎える「地方の時代」映像祭には、全国の放送局や大学・高校などから270点の映像作品がエントリーされました。
このうちケーブルテレビ部門では、倉敷ケーブルテレビの「けーぶるにっぽん 彩・JAPAN『甦らせる・被災地の写真洗浄』」が入賞8作品に選ばれ、最終審査の結果、グランプリ、優秀賞に次ぐ「選奨」を受賞しました。
この番組は、倉敷市真備町のボランティア団体「真備町写真洗浄@あらいぐま岡山」の活動を通して、ボランティアたちの思いを伝え、写真洗浄で繋がる絆を追ったドキュメンタリーです。
表彰式には、倉敷ケーブルテレビ放送制作部報道制作課の岡村祐紀ディレクターが出席しました。
受賞について岡村ディレクターは「取材を通じて写真洗浄は被災者の『心の復興』にとても重要な役割があると感じました。
全国で毎年のように水害が発生している今、作品を通じて多くの人に写真の持つ力を知ってもらい、水害から写真が守られるきっかけになればと思います」とコメントしています。
倉敷ケーブルテレビの番組が「地方の時代」映像祭で受賞するのは初めてです。
なおKCTでは受賞を記念して、「けーぶるにっぽん 彩・JAPAN『甦らせる・被災地の写真洗浄』」のアンコール放送をする予定です。
詳しくは番組表などをご覧ください。