倉敷市真備町で計画が進められている復興防災公園について倉敷市は世界的に有名な建築家隈研吾さんの設計事務所などと業務委託の契約を結んだことを発表しました。
復興防災公園は平成30年の7月豪雨災害で堤防が決壊した真備町箭田の小田川と支流の高馬川が交わる地点におよそ2.8ヘクタールの防災や交流の場となる拠点を整備しようと倉敷市が計画を進めています。
倉敷市はきょう(21日)復興防災公園の設計業務の委託先として新国立競技場のデザインなどを手がけた日本を代表する建築家の隈研吾さんの設計事務所と建設コンサルタント会社のオオバによる共同体と契約を結んだことを発表し合同で会見を開きました。
設計案では木造平屋建ての建物を中心に交流広場や遊具などを整備します。
建物は400平方メールで左右に円形の部屋が2つあり1つは防災倉庫として利用しもう一方には展示コーナーなどを設けます。
さらに軒下では防災ワークショップなどが開けるスペースを整備します。
公園は堤防と同じ高さのおよそ6メートルの位置にかさ上げし災害時には一時的に避難できる場所にしていきます。
建物はアーチ状のゲートとなっていて屋根の軒には真備町の竹を使います。
公園には街からアーチをくぐって河川敷に行けるよう「希望のミチ」と名付けられた 動線があり街と川を繋ぐデザインとなっています。
復興防災公園の委託料は設計と地質調査などを含めて5199万円で委託期間は来年8月31日までです。
その後、本格的な工事が行われ復興防災公園は2023年度までに完成する予定です。
終わり♯