倉敷市は11月定例市議会に提案する補正予算案をとりまとめました。
新型コロナの影響により米の価格が落ち込む農家への支援や観光業や飲食店などの感染防止対策を進めるための補助事業など経済対策に重点に盛り込みました。
倉敷市が11月定例市議会に提案する一般会計補正予算案の総額は11億9800万円です。
主なものでは米の価格下落による影響を受けた米農家に対する補助事業に1億4100万円を計上しました。
これは新型コロナの影響で外食需要が停滞し米の価格が落ち込んだことによるものでJAによりますと今年の「あきたこまち」の一等米の価格は前の年に比べておよそ3割下落するなど過去最大級の下げ幅になっています。
倉敷市は農家を支援するため次の作付け用の苗などを購入する費用として10アールあたり1万円で20万円を上限に補助します。
対象は作付面積30アール以上の倉敷市内在住の米農家です。
また経済活性化に向け宿泊や文化観光施設、バス事業者に対して感染防止対策など行う経費を最大で300万円を補助する事業に1億6500万円。
飲食店に対しては県の感染防止対策第三者認証を取得した店舗に対して10万円の奨励金を給付する事業に1億450万円を盛り込みました。
その他、避難所での感染対策として活用するパーテーションテント900張を購入する費用も計上されています。
補正予算案は今月30日に開会する市議会で提案されます。