日本赤十字社岡山県支部は、災害の時に被災者を助けたり救援物資の配送などで活用できる災害救援車両を、県内すべての市町村に配備しました。
災害救援車両は、ワンボックスタイプの軽自動車です。
特別な装備はありませんが、車両に表示された赤十字マークがよく目立ちます。
災害が起きたときは、被災者の救援活動、救援物資の配分、避難所の開設や巡回などに使います。
また、普段では防災・減災の普及啓発や地域福祉活動などに活用できます。
日本赤十字社岡山県支部では、2018年度に倉敷市、総社市などに9台、2019年度に岡山市、笠岡市などに9台を配備しています。
今年は、早島町や玉野市など9つの市と町に1台ずつ提供し、災害救援車両は県内27市町村すべてに展開されました。
この日は贈呈式が行われ、出席者を代表して早島町の中川真寿男町長に日赤岡山県支部の上原毅事務局長からレプリカキーが贈られました。
このあと、提供を受けた自治体の関係者が運転して、それぞれの市と町に持ち帰りました。
日赤岡山県支部ではほかにも、災害時の資機材を保管する倉庫を各自治体に提供していて、すでに早島町が設置済み。
今年度は、倉敷市内4カ所と玉野市にも置く予定です。