玉野市の国道430号玉トンネルが、老朽化改修のため11日から通行止めになります。
工事は3年かけて行い、歩行者も通れる安全なトンネルに変わります。
通行止めとなるのは、玉野市の玉第一隧道交差点から和田1丁目交差点の間およそ700mです。
この区間に3つのトンネルがあり、いずれも車両の高さ制限が設けられ、高さ3・6mを超える大型トラックは通行できません。
また、トンネルには歩道がなく、薄暗いなど、多くの課題を抱えています。
工事では、まず宇野寄りの玉第1トンネルを山ごと取り除きます。
さらに、渋川寄りの第2・第3トンネルは横に掘り崩して、今より3・5mほど幅を広げます。
完成後は、2010年に改修した玉野トンネルと同じように、車の高さ制限がなく、歩行者や自転車が安全に通れる道路に生まれ変わります。
う回路は、これまで自転車や大型トラックが交錯する危険を抱えていましたが、トンネルの通行止めにあわせ車線を1車線から2車線に増やし、ガードレールで仕切った歩道も設け、比較的安全に通れるよう改良しました。
玉トンネルは11日午前10時から全面通行止めになります。
拡幅工事の完了と通行止めの解除は、2024年12月末を予定しています。