倉敷芸術科学大学芸術学部の卒業制作展がきょう(17日)から倉敷市立美術館で始まりました。
会場には、倉敷芸術科学大学デザイン芸術学科とメディア映像学科の4年生72人の卒業制作71点が展示されています。
今年で25回目となった卒業制作展のテーマは「可創空間」です。
大学や美術館といった今生きている世界を「可創空間」に見立てこれからも自由に楽しく世界を創りだしていくという意味が込められています。
展示されている作品は日本画や洋画、陶芸やガラス工芸に加え漫画やアニメーションなど様々です。
メディア映像学科ゲーム・WEBデザインコースの城木優香さんはシューティングやアクションなど様々な要素を組み込んだオリジナルのゲームを半年かけて制作しました。
キャラクターのデザインからシナリオ作りプログラミングまですべて1人で手掛けた力作です。
また、卒業制作展の開始に合わせ行われたオープニングイベントでは教授による審査の結果選ばれた優秀作品が発表されました。
最優秀賞にあたる加計勉大賞に選ばれたのは板野尚美さんのガラス作品「纏」です。
ガラスを他の素材に見立てる作品作りを続けてきた板野さん。
4年間の集大成となる今回ははためく布をテーマに体内をイメージした装飾を施しこの布を「纏う」ことで人になるという意味を込めました。
倉敷芸術科学大学の卒業制作展は今月22日まで倉敷市立美術館で開かれています。