岡山県教育委員会は今月13日、高校や特別支援学校など県立学校69校に対し、今年の卒業式は児童・生徒と教職員がマスクを着用しないことを基本とするよう通知しました。
マスク着用の考え方のポイントやKCTエリア内の自治体の方針などをまとめます。
岡山県教育委員会の判断は、今月10日に文部科学省が各都道府県の教育委員会に通知した卒業式におけるマスクの取扱いに関する考え方を踏まえたものです。
考え方の主な内容です。
今年の卒業式では、児童・生徒と教職員はマスクを外すことを基本とします。
しかし、校歌の斉唱や合唱、複数の子どもたちによる「呼びかけ」などはマスクを着用して行います。
来賓や保護者はマスク着用とし、座席の距離を確保した上で人数制限は求めません。
これらを基本としますが、地域や学校の実情に合わせて各校が対応の方針を決めることができます。
また、基礎疾患などで感染への不安がある児童・生徒に配慮し、学校側がマスクの着脱を強制しないことや、着用の有無によって差別や偏見が起こらないよう適切に指導することを求めています。
KCTエリア内の自治体も国や県の方針に従う見込みです。
総社市教育委員会と早島町教育委員会はきょう(15日)各学校への連絡を終え、玉野市教育委員会はあす(16日)通知する予定です。
倉敷市教育委員会は検討中で、近く発表する予定です。
また、文科省は4月1日以降「学校教育活動の実施に当たっては、マスクの着用を求めないことを基本とする」としています。
総社市では、マスクを着用する時の基準を作り、それに従っていく方針です。
そのほかの自治体は、対応を検討中ということです。