倉敷中央病院がクラウドファンディングを活用し購入したドクターカーがきょう(6日)、納車されました。
今回購入されたのは急性心筋梗塞など心臓の病気に対応したドクターカーです。
ドクターカーとは医師や医療器具を乗せ救急現場に駆け付ける車のことで一刻も早い治療を必要とする重症患者の救命を目的としています。
今回、購入したドクターカーには新たに空気ボンベを設置。
これまでは患者に応じてボンベを持ち込んでいましたが設置することにより手間やスペースを省略できます。
この他、車内の機能性向上や心臓の病気以外にも対応できる機能が備えられこれまで以上に多くの現場で活躍できることが期待されます。
倉敷中央病院では40年前に初めてドクターカーを導入し現在は4台を所有しています。
このうち、心臓専門の旧車両は導入から17年が経ち走行距離が34万キロを超えたことから買い替えを決めましたが、新型コロナの影響で医療収支が赤字となっていることからクラウドファンディングを活用して購入することになりました。
1000万円を目標に始めたクラウドファンディングでは開始からわずか10日で目標を達成。
その後も、救急医療設備の充実を目標に寄付を募り続けおよそ2カ月の募集期間で807人から5000万円を超える寄付が寄せられました。
新たなドクターカーは旧車両から機器を積み替え今週中には運用が始まる予定です。