きょうは、令和5年5月5日で、5が三つ並びます。
そこで、水島臨海鉄道はゾロ目の日を記念した入場券を発売しました。
こちらが記念入場券です。
「令和5年5月5日発行」と書かれた台紙が付いて、1枚150円です。
入場券は、硬券と呼ばれる硬い厚紙でつくられた昔ながらの切符です。
日付を印刷するのは、こちらのダッチングマシンと呼ばれる機械です。
これも昔使っていたレトロな道具です。味わいのある文字が刻まれます。
これまでゾロ目の入場券を発売してきましたが、祝日でのゾロ目は令和になって初めてです。
しかも、大型連休中のため、早朝から鉄道ファンが殺到しました。
午前6時ごろから発売して、およそ4時間で用紙した500枚がすべて売れました。
鉄道ファンのもう一つのお目当てが、水島臨海鉄道ならではのレトロな列車です。
ゴールデンウイークにあわせ、通常平日しか走らない旧国鉄車両を今回特別に運行しています。
きょう(5日)からは「キハ30」が、一日2往復運転されています。
1966年に製造され、かつて千葉県のJR久留里線で活躍した車両です。
現役の気動車ではほとんど見かけない、外吊りの扉が特徴です。
レトロな雰囲気はそのまま。
車内に冷房が付いていないため、普段は暖かい季節に運転しないのですが、今回は特別に走らせています。
鉄道ファンも多く駆け付け、盛んにシャッターを切っていました。
「キハ30」などの旧国鉄車両は3つの編成を組み、7日まで一日であわせて10往復走ります。