総社市の備中国総社宮で夏祭りが行われ、参拝者は茅の輪をくぐり、無病息災を願いました。
総社宮では、毎年7月の最終土曜日に夏祭りが行われ、境内に茅の輪が作られます。
縦2.5メートル、横2メートルの茅の輪を夏越の祓いを唱えながら男性は右回りに3回、女性は左回りに3回周ると病気にかからないと伝えられていて、参拝者は慣わし通りに順にくぐっていました。
また、湯気を立てて罪や穢れをはらう湯立神事も行われました。
夏祭りでは他にも、氏子総代会による神賑わいの行事が行われました。
初めに、総社幼稚園の5歳児クラス27人が元気いっぱいにダンスを披露しました。
続いて、日本舞踊・若志会が総社南高校の生徒に総社宮の盆踊りとして親しまれてきた「総社音頭」や「総社小唄」を伝授し一緒に踊りました。
そのほかにも、藤間流・藤寿会の傘踊りやなべぶた踊り、総社れんげ会の日本舞踊などが披露されました。
境内には町内会によるかき氷や綿あめなどの屋台も出され、多くの人が夏を楽しみ、賑わっていました。
総社宮の茅の輪はあと一週間ほど設けられているということです。