夏休みも中盤を迎えていますが、長い休みの間は、小学生をはじめとした子どもたちが一人でご飯を食べる機会もあるかと思います。
そこで、食育や団らんの提供を目的に、「子ども食堂」を開設する地域が増えています。
倉敷市真備町呉妹地区では、高齢者を含めたすべての住民を対象にした「地域食堂」を、地域の社会福祉協議会が2年前からオープンしています。
「地域食堂」の取り組みは、小学生の長期休暇に合わせ、呉妹分館で行われています。
調理室では料理の準備が進んでいます。
呉妹地区社会福祉協議会のメンバーを中心にクッキング。
この日は、真備東中学校の生徒4人もボランティアで手伝いました。
メニューは主に、地域から寄付を受けた食材を活用します。
このそうめんは、倉敷市社会福祉協議会が展開する「互近助パントリー」を通じてもらいました。
ご飯は、消費期限が近い非常食のアルファ米を。
余っている食材を有効利用して作られた缶詰「コノヒトカン」も使います。
子どもたちは朝から呉妹分館へ。
料理ができるまでの間、子ども向けのおはなし会が開かれ、紙芝居や朗読、手品などを楽しみました。
呉妹地区の小学生はおよそ80人。
14歳以下の人口は165人で、地区住民の9.2%にあたります。一方、65歳以上の高齢者は
829人いて、高齢化率は41.2%と、真備地区の平均35.8%より5ポイントほど高くなっています。
料理が完成しました。
メインメニューは、キーマカレー。
地元から譲り受けた新鮮な野菜が入っています。
そうめんは、オクラやモロヘイヤといった夏野菜を添えて、さっぱりいただきます。
子どもたちに交じって、地域の高齢者も列に加わり、地元の野菜がたっぷりのヘルシーメニューをいただきます。
この日は、大人から子どもまでおよそ80人が地域食堂を利用しました。
呉妹地区の「地域食堂」。
次回は冬休み、12月26日に計画しています。