重たい石を持ち上げ力比べをする「力石総社」が今年も総社宮の境内で開かれました。
足を踏ん張り歯を食いしばりながら石を持ち上げる選手たち。
小学4年生のこちらの男の子が持ち上げたのは22貫、82.5キロの巨大な石です。
毎年の恒例行事となっているこの力石総社には県内外から1歳から70代までおよそ250人の力自慢が集まりました。
石の重さはおよそ2キロの半貫から一番重い、およそ180キロ、48貫の横綱力石まで23種類です。
地面から10センチ以上持ち上げそれを10秒間キープできれば見事成功です。
参加者は自分が持ち上げられそうな重さからスタートし成功するとさらに重い石へと挑戦していました。
総社宮では江戸時代末期、相撲取りが巡業で総社宮へ訪れた際に石を使って力比べをしたという言い伝えがありその時に使ったとされる力石が奉納されています。
これをきっかけに1994年から「力石総社」と銘打ったこの催しが開催され今年で28回目となりました。
午後からは決勝戦が行われ優勝者には、味噌1年分や米一俵などが贈られました。
男性の部では横綱力石を30秒77持ち上げた奈良県の杉本勝宏さんが12回目の優勝、女性の部は32貫を持ち上げた総社市の光畑明美さんが優勝しました。