倉敷市は、市役所の隣にある屋内水泳センターを3年後の2026年、3月末に閉館することを決めました。
屋内プールは今後、水島緑地福田公園に集約します。
倉敷市屋内水泳センターは昭和56年に県営プールとして建設されました。
平成19年からは倉敷市の施設となり25メートル、50メートル幼児用の3つのプールを1日平均500~600人が利用しています。
かつては、世界選手権やオリンピックの代表選考会、ここ最近では、毎年年末に15歳以下の水球の全国大会「桃太郎カップ」など多くの大会の会場にもなっています。
しかし、プールの建設から40年以上。
常に高温多湿な室内環境に加え水質管理のための塩素使用によって施設の老朽化が進んでいます。
コンクリートのひびや塗装のはがれなどに加え特に深刻なのが雨漏りです。
去年12月に大規模な雨漏りが発生し、今年7月に応急的な改修を行いましたが、今後もこういった改修が続くと予測されることなどから2026年の3月末をもって閉館することが決まりました。
閉館後、施設は取り壊されいまの場所よりも交通の便が優れるとして、水島緑地福田公園の中に新しく整備される屋内プールに集約されます。
新たなプールは現在、設計が行われている段階で具体的な建設場所や完成の時期、施設の規模などは決まっていません。