総社市内の企業や施設の従業員が参加して、火事と救助の初期対応について速さと正確さを競う大会が開かれました。
「総社ファイヤー・セービング大会」に参加したのは、総社市防火協会に加入している市内の企業や団体の従業員52人です。
男性、女性それぞれ2人1組になって、あわせて26チームが競技に挑みました。
会社や施設の事務所から火が出たという想定で、119番通報と初期消火活動を手分けして行います。
さらに、倒れている人を発見。
心臓マッサージをしながら、AED=自動体外式除細動器を使って電気ショックを与えます。
ここまでの初期対応について、スピードと正確さを、消防職員が審査します。
参加者は、周りへの声掛けや消火・救助器具の使い方など、細かいところまで気を配りながら、真剣に競技に取り組んでいました。
総社市内では今年3月、工場の火災がありましたが、事業所の初期消火活動が早かったため、大事に至らなかったということです。
初期対応の定着と技術向上などを目的に、総社市消防本部と市の防火協会が主催してこの大会を開いています。
なお、審査の結果、男性チームはヒルタ工業(2大会ぶり2回目)女性チームはスマイル保育園(2年連続2回目)が優勝しました。