倉敷市真備町ゆかりの偉人・吉備真備公を琴と尺八の音色で偲ぶ弾琴祭が行われました。
弾琴祭は、中秋の名月の頃に吉備真備公の遺徳を偲ぶ、真備町呉妹地区の恒例行事です。
今年で75回を数える祭事には地元住民などが出席し、吉備真備公が琴に合わせて詩を吟じたとされる琴弾岩の上で、琴と尺八の演奏が披露されました。
岩下のイベント広場では様々な催しが用意され、呉妹小学校だんきんクラブはお茶のおもてなしを行いました。
もてなされるうちの一人は、ゲストで訪れた直木賞作家の歴史小説家・安部龍太郎さんです。
安部さんは琴弾岩について執筆していて取材で真備町に訪れたことはありますが弾琴祭は初めてです。
そのほかステージでは、吉備真備太鼓の演奏や、呉妹小児童によるソーラン節など、地元の子どもたちが多く活躍しました。
弾琴祭の催しは、地域の交流やにぎわい創出の場にもなっています。
会場には、焼き鳥や焼きそばなど様々な夜店が並び、幅広い世代の人が訪れました。
今年はコロナ明けということもあり、例年以上に多くの人が集まったようです。
祭りのフィナーレには花火が打ちあがり、弾琴祭を締めくくりました。