倉敷市連島町出身の詩人・薄田泣菫の命日を前に、泣菫を偲ぶお茶会と琴の演奏会が開かれました。
あす10月9日が命日の薄田泣菫。
関係者が倉敷市連島町にある泣菫の墓前に手を合わせ、遺徳をしのびました。
薄田泣菫は、1877年、明治10年に現在の倉敷市連島町で生まれました。幼少期と亡くなる前に
泣菫が過ごした家は倉敷市が保存修理工事を行い、2003年7月から一般公開。今年で20年を迎えました。
泣菫生家でのお茶会は、生家を管理する薄田泣菫顕彰会が命日の10月に毎年開催しています。
倉敷芸術科学大学茶道部の学生がたてた抹茶を、訪れた人に振舞いました。
庭に設けられた茶席で、当時の泣菫に思いをはせながら、味わっていました。
この日は、倉敷芸術科学大学の華道部による生け花が会場を彩ったほか、泣菫生家開館20周年を記念して、連島中学校の筝曲部による琴の演奏も披露されました。
生家で演奏会を催すのは、一般公開してから初めてということです。