倉敷市連島町の厄神社で秋祭りがあり、氏子町内の千歳楽が雨の中、勇壮な練りを見せました。
祭り最終日の夜。
千歳楽がやってきました。
厄神社のある倉敷市連島町西之浦の氏子のうち腕、西町二つの町内会は、厄神社の支社にあたるという猿田毘古神社の前に集まりました。
千歳楽は大若・小若と大小2基ずつ町内会が出しています。
このうち、腕町内会の千歳楽はひときわ大きく見えます。
笛の合図で、20人ほどの担ぎ手が強く、高く掲げます。
花吹雪を散らすのが、腕町内会の千歳楽の特徴です。
厄神社の秋祭りは、江戸時代後期から続くという歴史があります。
伊勢音頭をアレンジしたといわれる連島小唄の節回しに、担ぎ手が応えながら千歳楽を練ります。
神社のそばにはタコの天ぷらや牛タン、おでんなどの屋台が出され、訪れた人は、暖をとりながら祭りを楽しんでいました。
このあと千歳楽は、猿田毘古神社へ宮入りしました。
大若と呼ばれる千歳楽は大きすぎて鳥居をくぐれないため、一回り小さい小若が担います。
厄神社秋祭りの最終日。
断続的に雨が降る中、氏子たちの熱気あふれる練りは夜遅くまで続いていました。