西日本豪雨災害後から5ヵ年計画で進められている真備町を流れる小田川と高梁川の合流点付替え事業が大詰めを迎えました。
小田川から高梁川の合流点へ向けて造られた新しい水路への通水が開始されました。
通水開始に当たって行われた式には倉敷市の伊東香織市長をはじめ関係者や地元住民などおよそ200人が出席しました。
小田川合流点付替え事業は豪雨時に水位の上がった高梁川から小田川など支流へ逆流しないよう2019年6月から行われています。
式では、伊東市長など代表者により一斉に通水のスイッチが押されました。
通水場所では、小田川の流れを替える新しい水路に設置されたパイプから土のうが取り除かれ、水が流れ始めました。
新しい小田川の流れは現在よりおよそ4.6キロ下流で高梁川と合流するようになります。
合流点を付け替えることで豪雨時の水の流れがスムーズになり氾濫などのリスクを軽減することが期待できます。
今後は、現在の小田川と高梁川の合流点を分離する締め切り堤防を造る工事を行います。
小田川合流点付替え事業は来年(2024年)3月中の完了を目指しています。