パンの製造出荷額が岡山県内トップを誇る総社市で、地元のパンと全国のご当地パンを販売するイベントが開かれました。
創業95年を迎えた老舗トングウの油パン。
北海道のソウルフード「ビタミンカステーラ」。
パッケージがかわいい新潟の笹だんごパン。
会場には総社市で製造するパン10種類と、全国ご当地パン13種類が並びました。
訪れた人は、販売開始と同時に、トレーを持って目当ての商品へ向かいます。
総社市からは、今年オープンした「SORAカフェ」で営業する「いとお菓子なえん」がイベント初登場。
全国ご当地パンでは、チーズクリームが入った静岡のメロンパンや、高知のようかんパンなど、個性派ぞろいです。
岡山県内初登場という大分で人気の三角チーズパンは、あっという間に売り切れました。
このイベントは、総社商工会議所が2016年から行っている地域活性化プロジェクト「パンわーるど総社」の取り組みの一つで毎年開催しています。
今年は約2100人の応募から抽選に当たった460人が会場を訪れ、好きなパン5個を選んで買い求めました。
「パンわーるど総社」を展開する総社商工会議所によると、プロジェクト開始から約7年間の経済波及効果は3億8000万円と試算しています。
記念日として制定した11月6日の「パンわーるどの日」に合わせて、来年も販売イベントを開催し、地元のパンの販売促進に努めたいとしています。