桃と言えば夏の果物というイメージがありますが、実は冬に旬を迎える白桃があるんです。
そんな希少な品種「冬桃がたり」の出荷がきょうから始まりました。
真っ白で美しい白桃。
「冬桃がたり」です。
名前の通り冬に旬を迎える品種で県内では収穫期が最も遅い桃とされています。
冬桃がたりの魅力はその甘さ。
糖度は15度以上で岡山を代表する「清水白桃」の13度よりも更に甘く、豊かな香りとなめらかな果肉が人気を集めています。
また日持ちの良さから贈答用としての需要も高い品種です。
けさも、地元農家が収穫した桃が山手中央選果場へ次々と運び込まれました。
運び込まれた桃は傷や汚れがないか、従業員が手に取って丁寧にチェック。
その後、専用のセンサーに通して糖度と大きさをはかり等級別に分けられていきました。
今年は気温が暖かく雨が少なかったことから実はやや小ぶりですが糖度の高い美味しい桃に仕上がっているということです。
出荷は12月上旬まで行われ合わせておよそ10トンの出荷を目指します。
「冬桃がたり」は地元の直売所をはじめ岡山や東京、大阪の市場に出荷され百貨店の店頭などに並ぶ予定です。