恐喝未遂罪で公判中の倉敷市議会の塩津学議員がうその破産手続きをした疑いで今月15日に再逮捕され、きょう(17日)、送検されました。
けさ(17日)、倉敷市議会の塩津学容疑者52歳が倉敷警察署から岡山地方検察庁倉敷支部へ送検されました。
警察によると、塩津容疑者は2021年6月、知人5人からおよそ5200万円の借金があると嘘をつき、自己破産を岡山地裁倉敷支部に申し立て受理させた疑いが持たれています。
塩津容疑者は、今年8月音楽イベントの主催者から現金300万円をだまし取ろうとした疑いで逮捕されていてその後の捜査で破産手続きをしていることが分かり、今回の犯行が特定されました。
警察関係者によると塩津容疑者は2010年からおよそ3年間違法な金利で450万円を貸し付けた男性からおよそ4000万円の返済を受けていました。
その後、男性から返還するよう求める民事訴訟を起こされていて裁判費用を含めおよそ5350万円を支払うよう命じられていました。
塩津容疑者が金に困っていたことから犯行に及んだものとみて捜査を進めています。
なお、取り調べに対し塩津容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。