今シーズンからVリーグに参入した女子バレーボールチーム「倉敷アブレイズ」が先週末、初のホームゲームを開催しました。
多くのサポーターV3リーグ開幕2連勝で迎えた倉敷アブレイズ初のホームゲーム。
アブレイズカラーに染まった水島緑地福田公園には1600人を超えるサポーターが詰めかけました。
初戦の相手は同じく開幕2連勝で勢いに乗る「カノアラウレアーズ福岡」です。
第1セット、まずはキャプテンでセッターの大島が魅せます。
相手の隙をつくツーアタックで大島が連続得点。
キャプテンの活躍で勢いづいた倉敷は福岡に10点差をつけますが、ここから福岡が反撃。
高さを生かした強烈な攻撃で、連続5得点を奪います。
ホーム初戦、何としても先制したい倉敷。
福岡の流れを止めたのが、16番 田部。
田部の一撃をきっかけに再び勢いを取り戻した倉敷アブレイズ。
25―13と福岡を圧倒し、第1セットを先制しました。
第2、3セット続く第2セット。
倉敷は新加入のロウメイ・チンが184センチの長身を生かし得点。
さらに谷口のスパイクもさえわたり終始リードを保ったまま第2セットも危なげなく奪います。
そして、第3セット。
湊、熊本、宮崎など身長170センチを超えるアタッカーを中心に得点を重ねる福岡に対しつなぐバレーで対抗する倉敷。
互いに一歩も譲らない一進一退の攻防となり勝負はデュースまでもつれこみます。
Vリーグ加入前から何度か対戦したことがある倉敷と福岡。
これまでは全て福岡に軍配があがっています。
ホーム初戦、なんとしても勝ちたい倉敷は地元からの声援を味方に粘りを見せます。
そして、倉敷のマッチポイント。
矢野サーブ接戦を制した倉敷アブレイズ。
セットカウント3―0のストレートで初めてのホームゲームを勝利で飾りました。
ホームゲーム2日目。
この日は、アブレイズ主催のバレー教室で選手たちと交流のあった琴浦東バレーボールクラブの子どもたちなどがエスコートキッズとして登場。
憧れの選手たちと共にVリーグのコートに立ちました。
ホームゲーム2日目の相手はヴィアティン三重。
前回の試合は、セットカウント3-1で勝利しています。
倉敷は、前日に引き続き田部、ロウメイを中心とした攻めで第1セットを奪うと、続く第2セットでは、圧巻の11点連取を見せ開幕4連勝に向け、王手をかけます。
第3セット。
倉敷は、変わって出た18番藤原や4番 谷田などの活躍で点を入れていきますがV3リーグで未だ勝ちのない三重も執念でくらいつきます。
そして、23―22と倉敷が4連勝まであと2点という場面で倉敷は守備の乱れなどから三重に3連続ポイントを許し、前回の試合に引き続きまたしても三重にストレート勝利を阻まれました。
1セットを許し、迎えた第4セットは田辺・大島・河村の3連続となるブロックポイントからスタート。
そして、河村はスパイクでも活躍を見せます。
しかし、三重もくらいつき終始、点差は1点のままゲームは終盤へ。
21―20と倉敷があと4点の場面から今度は、田辺・矢野・そして最後は谷口が2点をあげ見事、ヴィアティン三重に勝利。
アブレイズは、ベンチ入りしていた14人全員が試合に出場し、開幕4連勝を飾りました。
倉敷アブレイズ、次の試合は1月6日と7日、福岡県で再び「カノアラウレアーズ福岡」、「ヴィアティン三重」との2連戦に挑みます。