地元にゆかりのある若手作家を紹介する倉敷新鋭作家選抜美術展がきょう(5日)から開かれています。
倉敷新鋭作家選抜美術展は倉敷にゆかりのある期待の若手作家にスポットを当てて紹介しようと1999年から行われているもので今年で24回目を迎えます。
今回選抜作家に選ばれたのは洋画家の吉尾梨加さんと繊維素材を用いて制作するファイバーアート作家の李侖京さんです。
2人とも倉敷芸術科学大学を卒業した作家で大学時代から現在までの作品約50点が並びました。
吉尾梨加さんは倉敷市出身の画家で県内を中心に個展やグループ展を開いて活動しています。
吉尾さんの作品テーマは「残されたもの」です。
日常的に常にあるものや捨てられても消え去ってもそこにあり続けるものに強く惹かれ大学生の時から現在まで同じテーマで制作しています。
こちらは「残されたもの」をテーマにして初めて描いた大作です。
捨てられた「洗濯機」の様子をモノトーンで仕上げました。
韓国出身の李侖京さんは母国の大学でファッションデザインを専攻していて来日してから繊維素材と染色を使ったファイバーアートを学びました。
李さんは美しい自然や風景にあこがれがあり少しでも本物に近づきたいと制作に励んでいます。
倉敷新鋭作家選抜美術展は今月10日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。