消防署の仕事に興味を持ってもらうイベント「たまの消防フェスティバル」が、玉野市消防署で開かれました。
子どもたちの生き生きとした様子とコメントにご注目ください。
ずらりと並んだ消防車。
子どもたちが消防服を着て、記念撮影です。
今年の「たまの消防フェスティバル」は、子どもたちを中心に1000人が訪れました。
「去年初めてやって大盛況。仕事を体験して・・・」
イベントのメインは、消防士や救急隊員の仕事を体験できるコーナーです。
こちらは、放水体験。
ホースと筒先は消火活動で使われている本物ですが、水圧を下げているので、子どもでも安心です。
水消火器を使った消火体験は、うまく的に当てるのが意外と難しいようです。
煙体験のテントでは、煙は上にあがるという特性を踏まえて、低い姿勢で通り抜けるのがポイントです。
救助体験では、安全ベルトを装着して、ロープ渡りに挑戦です。
救急の仕事も学びます。
心臓マッサージは、いざという時に役立ちます。
AED=自動体外式除細動器の使い方も体験しました。
今回初めて企画したのが、こちらのワークショップ。
マジックや鉛筆で絵をかいて、オリジナルのコースターを作ります。
この生地の正体は・・・。
ホースの裏地は滑り止めが付いていて、飲み物を置くコースターにぴったり。まさに、消防署の「SDGs」です。
子どもたちは、自由な発想でオリジナルのコースターを作り上げました。
こちらの女の子は、きょう体験したことを絵にしたようです。
イベントでは、プロの仕事を見る機会もありました。地震で倒れた建物から取り残された人を助ける訓練では、7mの高さをロープで渡る隊員の様子に、子どもたちはくぎ付け。
3分あまりで担架を使って地上へ救助に成功すると、観客から大きな拍手が送られました。
たまの消防フェスティバルでは、高齢化や人手不足が課題の消防団員について理解を求めるブースも設けられ、団員がオリジナルのゲームで子どもの興味を引いていました。
また、玉野市消防本部70周年を記念した植樹もイベントに合わせて行われ、柴田義朗市長と井上潤一消防長がナナカマドの苗木に土をかけました。