お経で仏を描く写経仏画とパッチワークの作品展が、倉敷市の児島市民交流センターで開かれています。
会場には、倉敷市児島唐琴で写経仏画とパッチワークの教室を開く藤田祐子さんの生徒の作品が展示されています。
写経仏画の教室からは6人が約30点を出品しました。
般若心経や観音経を2ミリから5ミリの文字で連ね、仏や五重塔などを描いています。
こちらは、山﨑裕亮さんの作品です。
病気の母の健康を願って20歳の頃から写経仏画を始めて20年間が経ち、これまで大日如来や不動明王などを熱心に何枚も描いてきました。
パッチワーク教室からは、30人の生徒の作品約200点が並びました。
様々な布を組み合わせた花のモチーフや幾何学模様のタペストリーやバッグ、クッションなど力作ぞろいです。
こちらは、生徒の中で最高齢の依田昭子さん(95)が制作したバッグです。
切った布を繋ぎ合わせるピースワークという手法などで丁寧に仕上げました。
90歳の時からパッチワークを始め、作ったバッグをデイサービスに持って行ったり友人に贈ったりするのが楽しみになっているそうです。
そのほか、講師の藤田さんが3ヵ月かけて縫い上げた写経のタペストリーや、来年の干支・辰の飾りなども展示されています。
写経仏画とパッチワークの作品展は、今月9日(土)まで開かれています。