年末年始の犯罪・事故防止に向けて、倉敷警察署と水島警察署が共同で、自転車の盗難や事故防止を呼び掛ける列車が、水島臨海鉄道に登場しました。
水島駅に、「安全・安心広報列車」が入ってきました。
車両の先頭に、自転車の二重ロックと自転車用のヘルメット着用を呼び掛けるヘッドマークが取り付けられています。
車内はすべて、岡山県警のマスコットキャラクター「ももくん・ももかちゃん」の啓発ポスターが吊るされています。
倉敷・水島二つの警察署が共同で広報列車を走らせる取り組みは初めてです。
運行初日は水島駅で出発式が行われ、倉敷・水島の警察署長や水島臨海鉄道の役員などがテープカットしました。
【インタビュー】
倉敷警察署 池田辰夫署長
水島警察署 難波竜輝署長
関係者に見送られ出発した広報列車。
車内ではさっそく、乗り込んだ警察署員などが、啓発チラシやグッズを乗客に配りました。
警察によると今年11月までの自転車の盗難は、倉敷署管内で546件(前年同期369件)、水島署管内で88件(前年同期70件)確認され、いずれも去年より大幅に増えています。
また、自転車による事故は、倉敷で153件(前年同期191件)、水島で78件(前年同期75件)となっています。
啓発は倉敷市駅でも行われ、犯罪や事故のない安全安心な年末年始を過ごしてもらうよう、乗客に呼びかけていました。
このヘッドマークを付けた列車は、1月14日まで運行されます。