かつて「い草」の町として栄えた早島町にその文化を残していこうと「い草」の植え付けが行われました。
早島町前潟で行われた「い草」の植え付けには地元住民など20人が参加しました。
今回の植え付けでは150平方メートルの田んぼにおよそ4000株を1本ずつ手で植えていきます。
「い草」が無事に生育できるよう茎の部分に泥をつけない植える深さは2~3センチなど細かなことに注意しながら植え付けを行っていきます。
また、干拓地である早島の土壌は粘土質であるため足元がとられる中での作業となりました。
ハプニングはありましたが、1時間ほどでおよそ4000株の「い草」を植えることができました。
今回の植え付けは早島に「い草」の文化を残していこうと今年7月に発足した「ゆ田の会」が企画して行われました。
早島町では、2000年を最後に「い草」を栽培する農家がいない状態が続いていて「ゆ田の会」ではこの取り組みを通して栽培の技術を伝承するとともに「い草」の新たな活用方法についても探っていきたい考えです。
今回植えられた「い草」は7月頃に収穫される予定です。