倉敷で活動する陶芸と華道のアーティストによる「一期一会」の作品展が、倉敷市民会館で開かれています。
倉敷の陶芸家が手掛けた作品に、倉敷の華道家が花を生ける「くらしきこの器この花展」。
どの器に花を生けるかは抽選で決められるため、毎回思いがけない作品が出来上がります。
4年ぶりの開催となった今回は、陶芸家、華道家それぞれ38人が出品しています。
スイセンやサクラなど、春の訪れを感じさせる作品も多く並びます。
倉敷市華道連盟の会長を務める池坊の稲生和代さんは、玉島陶芸会の青木明美さんの器に生けました。
また、倉敷陶友会の会長を務める天神窯の岡本篤さんは、龍をイメージした器を出展し、未生流の木曽博甫さんがそれに見合ったイメージで生けました。
会場のステージでは、琴と尺八の生演奏があり、器と花を楽しみながら鑑賞できます。
また、お茶席も設けられ、和文化の総合芸術展として、多くの来場者でにぎわっています。
「くらしきこの器この花展」は、4日(日)まで開かれます。
お茶席の券が付いて300円で入場できます。