倉敷市児島の旧野﨑家住宅で、野﨑家が所蔵するお雛様が一堂に展示されています。
旧野﨑家住宅の展示室には、江戸時代後期に岡山藩の池田家から贈られた享保雛をはじめ、野﨑家に所蔵されている貴重な雛人形や雛道具など約200点余りが並びました。
こちらは、大木平蔵の古今雛です。
雛人形司の大木平蔵は京都で創業し店は江戸時代以降現在まで続いています。
この人形は明治23年、今から134年前のもので、着物には金や銀の糸を使い、きらびやかに仕上げています。
また、野﨑家から津山市の石川家に嫁いだ時に持って行き、2020年に野﨑家に戻ってきた雛人形も展示されています。
そのほか、明治天皇雛や押絵雛など、時代を感じる様々なお雛様が一堂に顔を揃えました。
野﨑家のお雛様展は、旧野﨑家住宅で4月7日まで開かれています。
また、迨暇堂に一般家庭から持ち寄ったお雛様を展示する「おひな同窓会」は今月23日(金)から来月(3月)10日(日)まで開催されます。