玉野市は、新年度の当初予算案を発表しました。過去最大規模の予算編成で、子育てや教育支援、新庁舎の整備事業などを盛り込んでいます。
玉野市の新年度予算案は、一般会計で過去最大規模の総額266億7000万円です。
※前年度比11%増新庁舎の整備などの建設事業費が増加の主な要因となっています。
新庁舎は、2025年度中の完成を目指していて、新年度は実施設計や工事に関わる費用として12億6600万円あまりを計上しています。
◆庁舎整備事業12億6646万円
そして、新年度は柴田義朗市長が公約に掲げていた子育て支援や教育環境の整備に力を入れます。
生後2ヵ月から満1歳までの子どもを育てている世帯のうち非正規雇用などの理由で育児休業給付を受けられない世帯に対して月額1万円を支給する費用に1200万円あまり、健康保険適用となる不妊・不育治療の費用を12万円まで助成する費用に120万円を計上しています。
◆在宅育児手当支給事業1210万円
◆不妊・不育治療費助成事業120万円
教育分野では、タブレットPCなどの情報端末を有効活用しようと新年度から市内すべての小中学校に「AI型デジタルドリル」を導入します。
これはAIが児童、生徒の習熟度に合わせた課題の出題などを行うもので、小学校、中学校あわせて約1000万円の予算を盛り込みました。
◆AI型デジタル学習ドリル 小学校727万円 中学校367万円
また、岡山市、玉野市、久米南町の2市1町で進める広域ごみ処理施設の中継施設を東清掃センターに整備するほか、経済的な理由などで移動が困難な75歳以上に年間2万4000円のタクシーチケットを助成、シーバスの魅力発信に向け「シーバス運賃無料デー」を6回程度実施する予定です。
◆廃棄物広域処理事業9723万円
◆高齢者タクシーチケット助成事業500万円
◆公共交通利用促進対策補助165万円
3月定例議会は、今月21日に開会し、27日から一般質問、来月21日に閉会する予定です。