早春の倉敷の街並みをひな人形やひな飾りで彩る倉敷雛めぐりがきょう(24日)開幕しました。
来月(3月)10日まで、倉敷市内5つの地区で開催される倉敷雛めぐり。
倉敷地区では倉敷美観地区にある41の施設で、ひな人形やひな飾りが展示されています。
このうち、新渓園では、56畳の和室に江戸時代から平成にかけて作られたおよそ30組の雛飾りがずらりと並びました。
いずれも倉敷市内の家々に伝わるものです。
関西地方を中心に流行したという御殿雛は、豪華絢爛。
享保雛は、刺しゅうを施したあでやかな衣装が目を引きます。
木目込み人形教室の生徒が手掛けた雛飾りも展示されています。
初日はオープニングセレモニーが行われ、近くにある保育園若竹の園の5歳児5人が、男雛、女雛、三人官女役になって倉敷川を川舟流し。
きらびやかな衣装を身にまとった子どもたちが笑顔を見せ、観客を魅了しました。
また、「うれしいひなまつり」などの歌を園児が披露し、白壁の街並みに春を呼び込みました。
水島地区で今日からはじまったのがお雛列車の運行です。
水島臨海鉄道の車両が倉敷雛めぐりにあわせて雛飾りで彩られています。
飾りは地元の第五福田認定こども園の園児が製作しました。
男雛と女雛の表情や服装はそれぞれが思い思いに作り上げていて個性あふれるお雛様が乗客を楽しませてくれます。
お雛列車は3月10日まで1日4往復します。
水島地区ではあす水島愛あいサロンで午後1時から倉敷雛めぐりのオープニングセレモニーが行われます。