川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科の学生による卒業制作展が倉敷市立美術館で開かれています。
パネルや模型、冊子など倉敷市立美術館には川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科の4年生21人が作った卒業制作が展示されています。
今年のテーマは「いろんな角度のしあわせを」。
学生がそれぞれの角度から「幸せ」を考え、すべての人が幸せになることを目的として医療福祉の視点から制作しています。
母親が聴覚障がいのある岡田朋花さんは聴覚障がい者に特化した防災グッズが少ないことに着目し、肩ひもに反射材を使った避難用ポーチや周りの人に意思を伝えるコミュニケーションカードなどを作りました。
研究の結果をまとめたパネルには実際に使用してもらった感想も掲載されています。
「依存しちゃってごめんなさい。展」と
題したこちらは波多野まいさんの作品です。
身近でありながら意外と知られていない寄生虫について、興味関心を持ってもらおうと誰にでも分かりやすくポップに仕上げました。
寄生虫の特徴や感染経路などについて書かれたパネルの横には普段から気を付けるべきことも展示されていて、正しい知識を広めることが狙いです。
他にも、目の見えにくい人が絵本を楽しめるように点字だけではなく、綿やフェルトを使い触って親しめるように工夫した作品など様々です。
『川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科卒業制作展2024「いろんな角度のしあわせを」』は倉敷市立美術館2階第3展示室で3月3日(日)まで開かれています。




