倉敷中央病院の救急救命センターは、一昨年行ったドクターカーのクラウドファンディングの残金を活用し、乗用車タイプのドクターカーを導入しました。
倉敷中央病院が今月(2月)1日に運用を開始した乗用車タイプのドクターカー「ラピッド・レスポンス・カー」です。
5人乗りの乗用車に、赤色灯、サイレン、無線装備が取り付けられ、緊急走行が可能です。
倉敷中央病院では、2022年にドクターカーのクラウドファンディングを行い、集まった約5000万円からドクターカーの更新に1600万円を活用しました。
そして、残金を救命救急センターで使う医療機器の購入などに充てようと、第一弾として670万円でラピッド・レスポンス・カーを購入しました。
倉敷中央病院では、「お迎え搬送」に取り組んでいます。
ドクターヘリが運行できない悪天候時や夜間、三次救急医療機関が近くにない地域などで、消防と合流する場所まで医師や看護師も車で向い、合流後から搬送までの間治療に当たる取り組みです。
倉敷中央病院は救急車タイプのドクターカーを4台保持していて、これまで従来のドクターカーで向かっていましたが、車高が高いため揺れやすく、ベンチシートに横向きに座って移動するため体の負担が大きいのが課題でした。
救急車より小型で揺れが少ない乗用車の運用を取れ入れ、救命救急の体制強化を目指します。
クラウドファンディングの残金は、今後も救命救急センターでの医療機器購入などの活用に検討します。




