倉敷市の阿智神社で県天然記念物の「阿知の藤」の花が見ごろ迎えています。
一度は木が枯れかけていましたが樹勢の回復作業が行われ再びきれいな花を咲かせています。
推定樹齢は300年から500年といわれ岡山県の天然記念物に指定されている「阿知の藤」。
日本で最も古い品種の「アケボノフジ」は今年も可憐な花を咲かせ多くの人を楽しませています。
しかし7年前までは木が枯れかけほとんど花が咲いていない状態でした。
藤が植えられている阿智神社や地元の関係者がもう一度きれいな花を咲かせようと2017年から樹木医に依頼し「阿知の藤」の回復に取り組みました。
根っこの修復やつるの剪定など3年をかけて治療が行われ再び花を咲かせるようになりました。
きのう(26日)阿知の藤の回復を支援した倉敷商工会議所など関係者が木の状況を確認しました。
阿智神社の新井俊亮宮司は「今年は回復プロジェクト以降最も花が咲いた年に匹敵するほど咲いている」と樹勢が回復したことを報告しました。
「阿知の藤」は今月末まで楽しめそうということです。